「ビミョーな未来」をどう生きるか 藤原和弘 ちくまプリマー新書

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もし、あなたに子供がいるなら、絶対に読むべき本です。
もし、あなたが学生なら、生徒なら、児童なら、あなたは絶対にこの本を読むべきです。
もし、あなたがサラリーマンなら(何歳でも)、あなたは絶対に読むべきです。そのことを先ず、最初に書いておきますね。
もし、あなたが私が書いたこの文書をここで読むのをやめたとしても、この『「ビミョーな未来」をどう生きるか』は、読んで欲しいからです。

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もしかしたら、まだ日本は(というか今日本にるいる人)は、まだやれるかもしれない可能性がここにある

もう日本はダメだろうな、と思う。ダメだろうな、と想っている人が、日本に住んでいる日本人の中でどれくらいいるのかはわからないけど、政治家とか行政の人とか、そこそこ大きな会社のエイラ人とか、学校の先生とか……。本来は、このままでは日本はダメだ、と本気で感じるべき人たちが感じていない。だから、もう日本はダメだろうな、と思うのです。
どれくらいダメになっているか、と言うことを実感している人は少ないでしょうね。未だにかなり進んだ国で国力がある、と勘違いしている、というか気づいていないというか、考えていないというか……。
だからこそ、この本を読んで欲しいのです。
まず、今の日本の状況の中で、どうやって生きていくか。
右肩上がりの時代が既に終わってしまった今。全員が同じ方向を向いていない今、とはいえ、まだ完全にノックアウトされた状態ではない日本。そんなビミョーな時代をどう生きるか、それが本書にしっかりと書かれているのです。

人としてのクレジット(信任)という概念

著者の藤原和博さんは、クレジット(信任)という概念を提示されています。なるほどー、と感じました。確かに私は数十年働いてきて、今、仕事ができているのは、クレジットを持っているからなんだなと思いました。
組織にいようが、フリーランサーとして仕事をしようが、クレジットが高い人材には仕事が来るのです。

本書で語られていない部分

本書は小・中学生に向けて書かれています。なのでこれからの日本で生き残るための基礎編だと思います。基礎編だからこそ、抜けている部分がある、と私は感じました。著者の藤原さんはもちろんわかっている。でも、複雑になるのであえて抜いている。
それは海外を含めて人生を考える、ということ。 これからの、いやもう既にライフスタイルに於いて、海外のことを考えないで設計することは考えられません。でも、そこは本書では、言及されておないのです。
でも、先ず大切なのは、ビミョーな未来を生きる基本的な考え方を身につけること。
冒頭でお話したように、誰しもが読むべき一冊、だと思います。